2021年8月25日水曜日

カキシやSSで意識するポイント

昨日をもってカキシが全ての校舎で終了しました。

息子のクラスでは過去問について提出日含めて細かな指示がありましたので、この休みから早速始めようと思います。準備についてはほぼ終了しました。学校販売の入試問題実物は本当に助かり、作業が楽になりました。子供のやる気もアップするので一石二鳥ですね。


さて、標題のカキシやSSで意識したい点ですが、それは順位(席次)です。

サピックスでは校舎毎の合格者数実績が毎年配られています。

カキシやSSではその人数以内の順位に入っているかが、合格可能性を把握する指標になります。


例えばその校舎で毎年10人程度合格者がいる場合、カキシやSSの席次で10番以内に入ることが恒常的にできなかったり、冠校の2番目のクラスにずっといる場合は、合格は厳しいとわかります。
逆に席次でコンスタントに5番以内、悪い時でも10番以内にいるのなら、合格可能性が高いです。

クラスによっては先生方から、「◯番以内に入らないと合格は厳しいぞ」等の言葉があるようなので、子供達も自然と席次を意識をしていくこととなるようです。


ただし、いくつか注意点があります。

一つは、SSになると他の校舎に遠征するお子さまがいること。このお子様の合格実績は平常授業の校舎に計上されます。よって、遠征者がたくさんやってくる校舎では順位は甘めに見てよく、逆に遠征でいなくなるお子さんが多い校舎では、順位は厳しめに見る必要があります。
ただし、後者では違う志望校のクラスに行っているのか、別の校舎に行ってしまっているのかがよく分からないのが困りもの。


二つ目の注意点は、途中で志望校を下の偏差値の学校に変えるお子様がいることです。筑駒開成コース以外の場合には最初に順位が良くて順調でも、後になって上の志望校から降りてくる子の影響で順位が下がることがあるので注意です。なお、麻布コースは、途中で筑駒開成コースから降りてくる子がいても、問題の特殊性から最初から麻布コースにいるお子さんのアドバンテージが勝るそうなので、その影響は無視しても良いと思います。


三つ目の注意点は、ほとんどの方は関係ないですが、席次の確保のためにインチキをするお子さまがいることです。
長男の時には、カンニングをして授業点を良くして席次を確保する子、授業点を提出する際に点数を高めに書く子がいたそうです。
いずれも生徒の間ではバレていたようですが、前者は先生は注意せず、後者は先生に厳しく叱られたとのこと。
お子さまが席次を教えてくれてもそれがインチキの数字であったなら、意味がないです。

なぜこんなことをするのかは二月の勝者12巻(楽天はこちら)にあるので、親として注意したい場合には参考とすると良いです。


最後の注意点は、年度により校舎からの合格者数がかなり異なることです。息子の校舎の開成や麻布の年度別合格者数を見ると、少ない時と多い時でかなり開きがあります。我が家は長男の時から6年分のサピックスの校舎別合格者数のチラシを取ってあるので、一番少ない時の数を意識しています。
我が家のように複数年のチラシをお持ちでない方は、サピクサーを参考にすると良いです。(ただし、よく荒らされているので数字がおかしいかもしれません。)


以上です。


これらを踏まえると、一番信頼できるのは上述の先生からの「合格できるのはこのクラスで◯人くらいだぞ!」という言葉でしょうか。
毎年生徒を見ている先生ならその年の生徒のレベルが例年に比べてどうかわかりますし、他校からの遠征者の数も把握していますから。
そういう話が出てきたら教えてねとお子様に伝えておくのも良いと思います。



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