2021年2月4日木曜日

2021年開成受験者減少と繰上げ合格者数について

2022年入試期間中です。引き続き受験中の方、良い結果が待っていますように!

さて、開成の入試結果が出ました。ホームページに入試結果がアップされています。

今回の注目ポイントは、倍率が大きく下がったことでしょうか。例年は2.9〜3.0倍の倍率が2.6倍になりました。出願者は例年とあまり変わらず過去5年間で2番目に多かったですが、実受験者が過去5年間で最も低くなりました。出願者と受験者の差は過去5年50人〜80人程度だったのが、今回は200人近く。受験者数の前年比は88.5%と前年より10%以上も減っていました。麻布の応募者が前年比87%だったのでほぼ同じくらいです。
2022年は揺り戻しで志願者が増えるかもしれません。

出願者と実受験者の差が出た理由は、二つ考えられます。
一つは、関西組の遠征中止。開成の出願開始日は12月20日だったので緊急事態宣言前でした。12月中に申し込んだ関西組は緊急事態宣言を受けて受験しなくなったのかもしれません。
二つ目はコロナ追試目的。結局希望者が無くやらないこととなったコロナ追試ですが、正式に発表していた最難関校は開成ぐらいだったので、麻布や駒東などの受験者が念のため開成に出願していた可能性もあります。

一つ目の関西組の受験については、噂レベルですが、ディズニーランド観光とセットで塾主催の開成ツアーで乗り込んできて、休み時間中に問題が簡単だったと大声で話をして他の受験生にプレッシャーをかけるなどという話を聞いたことがあります。真偽のほどは分かりませんが、その噂が仮に真実であるなら、遠征が無くなったのは良いことかも知れません。

さて、話は変わりますが、サピックスホームページの合格実績が日々アップされているのはご存知でしょうか。来年受験の2022年組の方は、日々、志望校の数字を記録しておくと良いかもしれません。
というのも、この数字を見ると、ある程度の繰上げ合格者の数字がわかるからです。
実際に、現時点の数字を見ると昨年より大きく少ないです。これは、まだ合格報告をしていないご家庭の分と、これからどんどん発生する繰上げ合格者の分が入っていないからです。
前者は2日くらいで落ち着きますが、その後、後者の繰上げ合格でグイッグイッと数字が増える日が出てきます。後者は開成で言えば、大きく二回のタイミングがあります。一つは2月5日の筑駒の発表後、もう一つは2月11日の統一召集日後で、サピックスだけで合わせて50名くらい増えます。
繰上げ合格者の数は各校公表していないのが通例で、その数字が分かったからといって受験に有利に働くことはありません。でも、来年度、万が一合格発表で残念だった時も、繰上げがどの程度ありそうか把握していれば心の持ちように良い影響を与えるかもしれないので、我が家は志望校の日々の合格者数の数字は参考までに控えておくことにします。


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