次男の
オンライン英会話については、最近は他の取り組みもしているので、平日2レッスン、土日4レッスンの頻度で進めています。時々笑いながら、楽しくレッスンしている様子なので、順調に進んでいます。英語に拒否反応を示すということにはなっていないので、とりあえずのハードルはクリアしました。
また、最近気づいたのですが、キッズコースのLet's go教材は、フォニックス系の教材も使用しているようですね。小学校高学年がやるにはやや対象年齢が低い気がしますが、次男はこのレッスンと
初心者コース、それから最近は、
発音トレーニング基礎コースを受講しています。
また、私の紹介として何人か加入していただいたようで、ありがとうございました。お互いに頑張ってまいりましょう。
さて、本日は、国公立大学の前期試験が終了し、合格実績が一部発表されていることから、速報値ではありますが、
昨年度と同様に若干の分析をしてみました。
対象は、現在のサピックス偏差値が60以上の学校と出口実績が良い浅野です。筑駒、女子学院はまだ数値が出ていませんでしたので対象外としています。
私立大学については、同一の生徒が複数合格実績を稼ぐケースも多いので、除外しています。
なお、個人的に作ったものですので、もし数値が異なっていたらごめんなさい。(日々数値は変動しているので、あくまで分析時点のもので、直近の状況とは異なります。)
1.東大合格割合(現役・浪人合計)
まずは、東大合格者(現役・浪人合計)を卒業生数で除した東大合格割合の多い順に並べてみました。なお、2022年の卒業生が入学した当初の
2017年のサピックス偏差値も参考として入れています。
| 2017 偏差値 | 東大割合 |
開成 | 66 | 47% |
聖光 | 64 | 40% |
桜蔭 | 62 | 34% |
栄光 | 60 | 34% |
駒東 | 61 | 27% |
渋幕 | 63 | 21% |
麻布 | 60 | 20% |
渋々 | 63 | 18% |
海城 | 59 | 18% |
筑付 | 60 | 15% |
浅野 | 56 | 13% |
小石川 | 58 | 13% |
武蔵 | 56 | 11% |
豊島岡 | 61 | 4% |
広尾 | 54 | 2% |
※偏差値は複数回受験がある場合は一番高い偏差値とした。共学の場合は男子の偏差値としている。広尾は医サイ(以下同じ)。
開成の今年の数値は物凄いですね。
今回はグラフも作ってみました。
※青が男子校、黄色が共学、赤が女子校です。
特徴は次の通り。
・偏差値が上がるほど、東大合格率は高くなる。
・率が高い順に、男子校>共学校>女子校であるが、桜蔭だけはこの傾向から外れている。
・学校によっては、近似直線から大きく外れている。偏差値60で大きく上にぶれているのが栄光学園、偏差値61で大きく下にぶれているのが、豊島岡。
2.東大、有名国立大、国立医学部合格割合(現役・浪人合計)
次に、東大、京大、一橋、東工大、国立医学部の合計の合格者数(現役・浪人合計)を卒業生数で除してみました。なお、開成・渋幕・栄光については、記事作成時点で、国立医学部数値がなかったので除外しています(開成は現役のみあり)。
| 2017 偏差値 | 東大、上位国立、国医割合 |
聖光 | 64 | 56% |
桜蔭 | 62 | 48% |
駒東 | 61 | 42% |
海城 | 59 | 35% |
麻布 | 60 | 32% |
浅野 | 56 | 31% |
渋々 | 63 | 31% |
小石川 | 58 | 30% |
筑付 | 60 | 29% |
武蔵 | 56 | 22% |
豊島岡 | 61 | 20% |
広尾 | 54 | 12% |
特徴はほぼ変わりませんが、共学校と男子校の差が縮まったように見えます。
なお、栄光学園は、医学部実績がないので入れていませんが、その実績が不明の段階でも50%という数値になっており、大きく上にぶれています。今後の医学部実績の発表でどこまで上に伸びるか気になるところです。
3.東大、有名国立大、国立医学部合格割合(現役のみ)
次に、東大、京大、一橋、東工大、国立医学部の現役の合格者数を卒業生数で除した数値を見てみました。 | 2017 偏差値 | 東大、上位国立、国医割合 |
聖光 | 64 | 49% |
開成 | 66 | 48% |
桜蔭 | 62 | 41% |
駒東 | 61 | 27% |
小石川 | 58 | 27% |
浅野 | 56 | 27% |
海城 | 59 | 26% |
渋々 | 63 | 26% |
麻布 | 60 | 21% |
筑付 | 60 | 20% |
豊島岡 | 61 | 17% |
武蔵 | 56 | 14% |
広尾 | 54 | 9% |
特徴はほぼ変わりませんが、男子校と女子校の差が縮まった気がします。
そこで、「現役浪人合計」と「現役のみ」の数値を比較してみました。
| 2017偏差値 | ①現浪合計 | ②現役 | 現役占率 (②/①) |
小石川 | 58 | 30% | 27% | 92% |
豊島岡 | 61 | 20% | 17% | 88% |
浅野 | 56 | 31% | 27% | 87% |
聖光 | 64 | 56% | 49% | 87% |
桜蔭 | 62 | 48% | 41% | 85% |
渋々 | 63 | 31% | 26% | 83% |
広尾 | 56 | 12% | 9% | 81% |
海城 | 59 | 35% | 26% | 76% |
筑付 | 60 | 29% | 20% | 70% |
麻布 | 60 | 32% | 21% | 66% |
駒東 | 61 | 42% | 27% | 65% |
武蔵 | 56 | 22% | 14% | 62% |
特徴は次の通り。
・都立は現役占有率が高い。(経済的事情?)
・男子校より、女子校の方が現役占有率が高い。
・浅野、聖光は男子校でも現役占有率が高い。筑付は共学とはいえ、男子並みの現役占有率。
・麻布、駒東、武蔵は現役占有率が低い。
最後に、東大、京大、一橋、東工大、国立医学部の現役合格率を、昨年度の数値と比較してみました。
| ①2016 偏差値 | ②2017 偏差値 | ③2021 実績 | ④2022 実績 | ②-① | ④/③ |
広尾 | 50 | 54 | 5% | 9% | 4 | 180% |
開成 | 66 | 66 | 38% | 48% | 0 | 127% |
渋々 | 61 | 63 | 22% | 26% | 2 | 119% |
聖光 | 63 | 64 | 47% | 49% | 1 | 105% |
桜蔭 | 62 | 62 | 42% | 41% | 0 | 97% |
小石川 | 56 | 58 | 29% | 27% | 2 | 93% |
海城 | 59 | 59 | 29% | 26% | 0 | 89% |
筑付 | 61 | 60 | 24% | 20% | -1 | 85% |
浅野 | 56 | 56 | 32% | 27% | 0 | 84% |
麻布 | 60 | 60 | 25% | 21% | 0 | 83% |
駒東 | 61 | 61 | 33% | 27% | 0 | 82% |
豊島岡 | 61 | 61 | 22% | 17% | 0 | 76% |
武蔵 | 55 | 56 | 27% | 14% | 1 | 53% |
特徴は次の通り。
・広尾学園や渋々は偏差値が上がってきているのに合わせて、実績も上がってきた。
・開成、聖光は昨年度よりも増えている。(もともとが高いのにさらに上げるとはすごいですね)
・豊島岡、武蔵は昨年に比べて大きく実績を落としている。(武蔵はサピックス偏差値的に不遇の時代だったから?)
速報としての分析は、以上の通りです。
全体的に、神奈川勢、桜蔭の実績が素晴らしいなと思います。また、広尾学園の今後の伸びには引き続き注目でしょうか。
東京男子御三家は開成以外は、他の学校とさほど変わらない実績になっています。学校選びの際にはいろいろな優先順位があると思いますが、大学合格実績を第一に考えている方にとっては選択肢が広がっているのが実情のようです。
女子は桜蔭が圧倒的ですね。女子上位層=桜蔭の状況は引き続き変わらない気がしています。
大学合格実績は、人によって見方が変わってくると思います。対象の大学を「東大」「東大+国立医学部」「上位の国立大学も加味する」「私立の上位校も含める」のいずれにするかという視点、合格実績の数と率のどちらを重視するかという視点、現役のみに限った数値を重視するかという視点などなど、いろいろとあると思います。
今回は私が重視する視点で見ているため考え方が違う方からすれば、意味のない分析かと思います。
あくまで、一つの側面からだけ見た数値であるということを認識していただき、皆様もご自身の視点で大学合格実績を見てはいかがでしょうか。
また、今後も国立大学の数値は後期試験、浪人生の実績報告、未報告の学校からの報告などで変動していきますので、一定程度数値の変動があった段階で、改めて数字をチェックしていきたいと思います。
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