第2回合格力判定サピックスオープンの結果が出ました。
受験者数:7760人
平均点:309.3点
標準偏差:64.9
偏差値60点数:約374点
一方で自己採点アンケートの結果は次の通りでした。
回答者:637人
予想平均点:300点〜310点(標準偏差72〜62)
偏差値60予想点数:371.6点
予想平均点:300点〜310点(標準偏差72〜62)
偏差値60予想点数:371.6点
今回は平均点で4点差が出てしまいました。偏差値60点数で2点ずれ、標準偏差で2点ずれということで、合わせて4点ずれでした。予想の幅の中にぎりぎり入ったということと、中学受験ドクターの300~302点よりは近かったということでお許しください。
なお、開成80%の偏差値67は420点でした。こちらは、ピタリ賞でした。
さて、結果に合わせて、合判資料もアップされていました。基本的な見方は過去の記事を参考としてください。
それに加えて、今回からは志望校の第1回合判からの動きについては見ておいた方が良いと思います。麻布を例にして見てみましょう。
※以下、①を第1回合判、②を第2回合判とし、一昨年→去年→今年の順に並べてます。
まずは過去3年のサピックスオープンの受験者総数の比較。
①7031→7432→7761
②6881→7552→7790
今年は第1回とほぼ同じ受験者数でした。一昨年は第1回より100人以上減り、去年は100人以上増えています。
第1回と第2回をら比べる時にはこの辺りも頭に入れておきましょう。
麻布志望者での比較
1.麻布志望者総数の過去3年推移
①512→466→519
②500→489→515
一番右の今年度は、第1回①519から第2回②515にかけてほぼ横ばい。一番左の一昨年は、第1回①512から第2回②500と微減、真ん中の去年は、第一回①466から第2回②489の微増と、受験者全体の増減と同様の動きをしています。
つまり、麻布志望者は第1回から第2回にかけて例年と同様、ほぼ増減なしと言えます。
2.偏差値62以上の人数過去3年推移
①74→62→71
②100→72→64
一番右の今年の数値を見ると、第1回①71よりも第2回②は64と微減。今年は、麻布80%ラインの志望者については、 他校へのシフトはなさそうです。
なお、第2回②の左の一昨年の数字100と、右の今年の数値64を比べると大幅減です。これの評価は難しいですが、一昨年の第2回合判は、高偏差値がとりやすいテスト(標準偏差が小さいテスト)だったのかな。開成志望者の偏差値62以上人数を一昨年と今年で比較しても、396から348となっているので。一昨年より優秀者が減っていると見るのは間違いで、高偏差値がとりやすいテストだっただけと思います。
ということで、偏差値62以上の麻布志望者は第1回から第2回にかけて、微減もしくはほぼ増減なしと言えます。
3.偏差値54以上の過去3年推移
①293→310→315
②311→305→312
こちらも、一番右の今年の数字を見ると、第1回①315と、第2回②312でほぼ同じです。ボーダー層以上の人数もほぼ変動なしというところでしょうか。
以上の点から、麻布志望者は第1回合判から第2回合判にかけて総人数、偏差値帯別の構成ともにほぼ変動なしと言えると思います。
人気が大幅に上がっていた武蔵をはじめとして、いくつかの学校も同様に見てみましたが、大きな変動は見られませんでした。
全体的に、第1回合判から第2回合判にかけての志望校変更は少なかったのかなと思います。
まだ2回の合判が終わったばかりですし、志望校を変更するというのはご家庭にとったは本当に大きな決断ですから、特に第一志望校となる学校については大きな動きはあまりないのかもしれません。動きがあるとしたら、志望度が低い抑え校なのでしょうかね。
いずれにしても、ご自身が受験する学校の動向については確認をしておくと良いと思います。
【中学受験の参考情報】
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