2月マンスリーの自己採点アンケートは、当日の19時開始、比較対象は12月マンスリーとなります。ご協力お願いします。
さて、夏休み明けから始まる過去問演習ですが、これに使用するのが市販の過去問集です。
過去問集の最新版を購入すると学校によっては2800円以上となることもありなかなかの出費ですが、これにかかる費用を抑える方法が今回の記事となります。数千円の出費はどうでもいいという方はご覧いただく必要はありませんが、節約好きな方はご覧いただければ。
結論から言うと、「2021年の過去問が『有名中』に載っているのであれば、一年前(2021年度受験用)の過去問の中古品を購入することで大幅な経費削減になる(複数回受験校を除く)」ということです。
まずは有名中についてご説明します。有名中とはその名の通り、有名な中学校の「最新年度」の過去問を集めてまとめた、サピックスが声の教育社と共同(依頼?)して作ったオリジナルの過去問集となります。サピックス通塾生は必須購入となり、夏休みにこれを解くこととなります。電話帳ほどの厚さがあり、開成や桜蔭をはじめとした、かなりの数の学校が掲載されています。(声の教育社から通常販売されている有名中とは別物です)
ここでポイントとなるのが、有名中には2021年の最新版の過去問が模範解答含めて掲載されいるということ。つまり、2022年受験用の最新の学校別の過去問集を購入すると、2021年分が被ることとなりますから、学校別の過去問は2021年受験生向け(2020年以前の過去問が載っているもの)で十分ということになります。
次に2021年向けの過去問をどこで安値で購入するかということですが、メルカリやラクマなどのフリマサイトとなります。
フリマサイトでは、2021年版の過去問はそのうち1000円を下回る値段になっていきます。私もよく利用しますが、書き込みがなく、未使用に近い状態だと、新品と変わらないレベルのものが届きます。
なお、文化祭の古本市はまさに穴場で、100円から200円で過去問集が手に入ることもあります。ただし大半の学校が9月以降に文化祭を開催するので、タイミング的には合いません。となると文化祭は先日の記事で紹介した古めの過去問集を手に入れることを目的にするといいかも。ただし、コロナで文化祭がないかも知れませんし、開催されたとしても開始と同時にほぼ売り切れてしまいます。
続いてのポイントは有名中を手に入れてから動くべきということ。兄の時は7月上旬に有名中を購入していましたから7月以降です。有名中に載っている学校であっても一部科目だけ掲載がない場合もありますので、その場合この技は使えませんし、そもそも掲載されていないケースもあります。
また、複数回受験校では、有名中には1回分しか掲載されていない(だったと思う)ので、この技は使えません。
最後に注意事項を。
声の教育社の過去問集には別冊の解答用紙編が添付されていますが、この表紙が年度別の採点結果を記入できるページになっています。今回の技を使うと、そのページの最新版が使えず、2021年の結果を書き込むことができませんのでご注意を。
また、中古品を購入することによりお子さんのやる気が下がってしまう恐れがあります。数千円の出費でそうなってしまっては元も子もないので、お子様の性格もご判断のうえ対応いただく必要があると思います。または、中古品を合格者(を謳っている出品者)から購入し、縁起物だからというのもいいかと。
あとは、7月以降に有名中に載っていなかったことが判明した際に、市販の最新版の過去問が一時的に売り切れている可能性もゼロではないこと。兄の時にはそのようなことはなかったと思いますが、去年の年表トレーニング売り切れ問題のようなことがあると困りますよね。まあ、7月気付いてから9月まで2ヶ月あるのでなんとかなるとは思いますが。
なお、我が家は第一志望校は最新版を購入し、第二志望以下はどうしようか検討中です。
そうそう。ちょっと話はズレますが、渋幕や渋々では、学校で、声の教育社の最新の過去問集を安く販売してくれていました。(中間マージンを差し引いた額だったかな。)
9月までの間に学校開催の説明会などがあるなら、そこで購入するのも数百円お得です。ただし、購入する際は年度に注意してくださいね。別のとある学校では、(声の教育社の最新版の過去問発売の直前の時期の説明会で)一年古いものを売っていたケースもありましたので。間違えて買っちゃうところでした。
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