2021年3月23日火曜日

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2021年3月21日日曜日

難関大学合格割合の比較

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さて、Inter Eduで、東大、京大、一橋、東工大、国公立医学部の合格実績が公表されていたので、以前の記事内容をもとに、表にしてみました。

サピックス偏差値60以上の学校で、卒業生数に対する、各大学の合格者割合を見てみました。
①東大
 東大の合格者数
②東大~東工大
 東大、京大、一橋、東工大の合格者数
③東大~国医
 ②プラス国立医学部の合格者数

で比較しています。
※数字が誤っていたら教えてください。


まずは、現役と浪人の合格者数割合です。
現役浪人合計
①東大割合②東大~東工大割合③東大~国医割合
筑駒55.3%筑駒57.8%筑駒70.8%
開成36.9%聖光43.5%桜蔭55.5%
聖光34.3%麻布38.3%聖光52.2%
桜蔭31.0%開成36.9%以上駒東45.5%
麻布27.3%桜蔭35.8%日比谷43.0%
栄光26.7%栄光35.2%麻布42.1%
駒東25.0%駒東33.9%渋幕37.4%
日比谷20.4%武蔵32.9%武蔵37.1%
渋幕18.3%日比谷32.4%開成36.9%以上
武蔵16.5%小石川29.7%栄光35.2%以上
渋々16.0%渋幕27.0%海城30.7%以上
海城14.6%渋々26.2%小石川29.7%以上
筑付12.6%筑付23.0%渋々29.1%
小石川11.6%海城18.9%以上豊島岡26.6%
豊島岡6.0%豊島岡12.9%筑付26.2%以上
広尾0.9%広尾2.8%広尾5.3%
※白抜きの学校は、一部未公表の数字があるため、現時点で判明している数をもとにした最低限の数値です。今後合格者が発表されることで、この数字以上となります。

以下、学校名の後ろのカッコは2016年のサピックス偏差値です。(複数回受験校は1回目、共学校は男子の数字)
  • 筑駒(70)は、東大~国医学部まで入れた③が7割と驚異的な数字です。中学受験の難易度を考えると、納得ですね。
  • 桜蔭(62)は、医学部志望が多いようで、③は筑駒(70)に次ぐ数字となっています。
  • 開成(66)は東大以外の数字が未公表なので、公表されたら②③の数字がどこまで上がってくるでしょうか。
  • ③で見ると駒東(61)が4位に入って、麻布(60)を抜いています。当時は駒東の方が偏差値が高かったのですね。
  • サピックス偏差値が相対的に低めの学校も、東大合格率は10%程度のところもありますが、国公立医学部まで含めると3割近い数字となっています。
  • 神奈川で見ると①②ともに聖光(63)が栄光(61)に勝っています。
  • 共学で見ると、渋幕(63)が①③でトップ、小石川(56)が②でトップになっています。
  • 広尾は2016年は医サイ偏差値が50と今(61)に比べると低い時代でしたので、これからの急上昇が期待されます。

続いては、現役生に限った数字です。
現役
①東大割合②東大~東工大割合③東大~国医割合
筑駒43.5%筑駒44.1%筑駒50.3%
聖光30.0%聖光37.0%桜蔭46.7%
開成27.2%桜蔭30.6%聖光45.2%
桜蔭26.6%小石川28.4%駒東31.7%
栄光19.3%開成27.2%以上日比谷30.7%
駒東17.0%駒東25.0%小石川28.4%以上
麻布15.8%日比谷24.6%渋幕27.6%
日比谷15.5%栄光23.9%開成27.2%以上
渋々13.6%武蔵23.5%武蔵24.7%
武蔵13.5%麻布21.2%海城24.5%以上
海城13.3%渋々20.4%栄光23.9%以上
渋幕12.6%渋幕19.4%麻布23.2%
小石川11.6%筑付16.5%豊島岡22.6%
筑付9.6%海城15.5%以上渋々21.8%
豊島岡5.4%豊島岡11.7%筑付16.5%以上
広尾0.9%広尾2.8%広尾4.4%
※白抜きの学校は、一部未公表の数字があるため、現時点で判明している数をもとにした最低限の数値です。今後合格者が発表されることで、この数字以上となります。

  • ここでも筑駒(70)がトップですが、桜蔭(62)の数字が相対的に上がっています。
  • 現役で半数近くの生徒が東大~国医に進学する、筑駒(70)、桜蔭(62)、聖光(63)は素晴らしいですね。
  • 開成(66)は東大以外の数字が未公表なので、公表されたら②③の数字がどこまで上がってくるか楽しみです。
  • 現役に限ると、数値が大きく下がる学校もあります。現役にこだわるか、浪人しても上の学校を目指すかの校風の違いでしょうか。
  • 現役で見ると駒東(61)が麻布(60)武蔵(55)に①②③の全てで勝っています。実績からすると御三家と言っても申し分ありません。
  • 神奈川で見ると①②ともに聖光(63)が栄光(61)に勝っていますし、差も広げています。聖光(63)は現役実績もよく、伸び盛りの学校ですね。
  • 共学校のトップは①は渋々(54)、②③は小石川(56)となりました。両校とも直近のサピックス偏差値は渋々が58、小石川が60と上がっているので、今後の伸びも期待できます。なお、小石川(56)は国立医学部の数字が出てきたときに、③の数字で日比谷高校を追いこすのかが注目です。
  • 広尾は2016年は医サイ偏差値が50と今(61)に比べると低い時代でしたので、これからの急上昇が期待されます。
簡単な比較ですが、以上となります。

中学校選びには、「東大」にこだわるのか「京大、一橋、東工大」「国立医学部」も視野に入れているのか、「現役」にこだわるのかも含めて考える必要があると思います。

率で比較するだけでも、単純な人数での比較とは異なった結果が出てきますので、皆様も、ご自分の重要視する指標について色々と比較してみてはいかがでしょうか。


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