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さて、Inter Eduで、東大、京大、一橋、東工大、国公立医学部の合格実績が公表されていたので、以前の記事内容をもとに、表にしてみました。
サピックス偏差値60以上の学校で、卒業生数に対する、各大学の合格者割合を見てみました。
①東大
東大の合格者数
②東大~東工大
東大、京大、一橋、東工大の合格者数
③東大~国医
②プラス国立医学部の合格者数
で比較しています。
※数字が誤っていたら教えてください。
まずは、現役と浪人の合格者数割合です。
以下、学校名の後ろのカッコは2016年のサピックス偏差値です。(複数回受験校は1回目、共学校は男子の数字)
- 筑駒(70)は、東大~国医学部まで入れた③が7割と驚異的な数字です。中学受験の難易度を考えると、納得ですね。
- 桜蔭(62)は、医学部志望が多いようで、③は筑駒(70)に次ぐ数字となっています。
- 開成(66)は東大以外の数字が未公表なので、公表されたら②③の数字がどこまで上がってくるでしょうか。
- ③で見ると駒東(61)が4位に入って、麻布(60)を抜いています。当時は駒東の方が偏差値が高かったのですね。
- サピックス偏差値が相対的に低めの学校も、東大合格率は10%程度のところもありますが、国公立医学部まで含めると3割近い数字となっています。
- 神奈川で見ると①②ともに聖光(63)が栄光(61)に勝っています。
- 共学で見ると、渋幕(63)が①③でトップ、小石川(56)が②でトップになっています。
- 広尾は2016年は医サイ偏差値が50と今(61)に比べると低い時代でしたので、これからの急上昇が期待されます。
続いては、現役生に限った数字です。
- ここでも筑駒(70)がトップですが、桜蔭(62)の数字が相対的に上がっています。
- 現役で半数近くの生徒が東大~国医に進学する、筑駒(70)、桜蔭(62)、聖光(63)は素晴らしいですね。
- 開成(66)は東大以外の数字が未公表なので、公表されたら②③の数字がどこまで上がってくるか楽しみです。
- 現役に限ると、数値が大きく下がる学校もあります。現役にこだわるか、浪人しても上の学校を目指すかの校風の違いでしょうか。
- 現役で見ると駒東(61)が麻布(60)武蔵(55)に①②③の全てで勝っています。実績からすると御三家と言っても申し分ありません。
- 神奈川で見ると①②ともに聖光(63)が栄光(61)に勝っていますし、差も広げています。聖光(63)は現役実績もよく、伸び盛りの学校ですね。
- 共学校のトップは①は渋々(54)、②③は小石川(56)となりました。両校とも直近のサピックス偏差値は渋々が58、小石川が60と上がっているので、今後の伸びも期待できます。なお、小石川(56)は国立医学部の数字が出てきたときに、③の数字で日比谷高校を追いこすのかが注目です。
- 広尾は2016年は医サイ偏差値が50と今(61)に比べると低い時代でしたので、これからの急上昇が期待されます。
簡単な比較ですが、以上となります。
中学校選びには、「東大」にこだわるのか「京大、一橋、東工大」「国立医学部」も視野に入れているのか、「現役」にこだわるのかも含めて考える必要があると思います。
率で比較するだけでも、単純な人数での比較とは異なった結果が出てきますので、皆様も、ご自分の重要視する指標について色々と比較してみてはいかがでしょうか。