(浅野を入れました。国公立医学部から防衛医大を除きました。筑付の国公立医学部実績が出たので更新しました。数値は随時更新します。赤字部分が主な変更点です。3月25日18時時点です。)
本日の自己採点アンケートは21時から開始いたします。比較対象は2月マンスリーテストです。
2022年度版の声の教育社のスーパー過去問が発売されていますね。
さて、Inter Eduで、東大、京大、一橋、東工大、国公立医学部の合格実績が公表されていたので、以前の記事内容をもとに、表にしてみました。
サピックス偏差値60以上の学校で、卒業生数に対する、各大学の合格者割合を見てみました(浅野はサピックス偏差値57ですが、実績が良いので入れました)。
①東大
東大の合格者数
②東大~東工大
東大、京大、一橋、東工大の合格者数
③東大~国医
②+国公立医学部の合格者数(別日程で受験できる防衛医大は除く)
で比較しています。
※素人が作成したものですので、数字が誤っているかもしれませんことをご容赦ください。
まずは、現役と浪人の合格者数割合です。
※白抜きの学校は、一部未公表の数字があるため、現時点で判明している数をもとにした最低限の数値です。今後合格者が発表されることで、この数字以上となります。
以下、学校名の後ろのカッコは2016年のサピックス偏差値です。(複数回受験校は1回目、共学校は男子の数字)
- 筑駒(70)は、東大~国医学部まで入れた③が7割と驚異的な数字です。中学受験の難易度を考えると、納得ですね。
- 桜蔭(62)は、医学部志望が多いようで、③は筑駒(70)、聖光(63)に次ぐ数字となっています。
- 開成(66)は東大以外の数字が未公表なので、公表されたら②③の数字がどこまで上がってくるでしょうか。
- ③で見ると駒東(61)が4位に入って、麻布(60)を抜いています。当時は駒東の方が偏差値が高かったのですね。
- 東大合格率は10%程度のところもありますが、国公立医学部まで含めると3割近い数字となっています。
- 神奈川で見ると①②ともに聖光(63)が栄光(61)に勝っています。②で見ると浅野(56)も栄光に肉薄しています。
- 共学で見ると、渋幕(63)が①③でトップ、小石川(56)が②でトップになっています。
- 広尾は2016年は医サイ偏差値が50と今(61)に比べると低い時代でしたので、これからの急上昇が期待されます。
続いては、現役生に限った数字です。
※白抜きの学校は、一部未公表の数字があるため、現時点で判明している数をもとにした最低限の数値です。今後合格者が発表されることで、この数字以上となります。
- ここでも筑駒(70)がトップですが、桜蔭(62)の数字が相対的に上がっています。
- 現役で4割以上の生徒が東大~国医に進学する、筑駒(70)、桜蔭(62)、聖光(63)は素晴らしいですね。
- 開成(66)は東大以外の数字が未公表なので、公表されたら②③の数字がどこまで上がってくるか楽しみです。
- 現役に限ると、数値が大きく下がる学校もあります。現役にこだわるか、浪人しても上の学校を目指すかの校風の違いでしょうか。
- 現役で見ると駒東(61)が麻布(60)武蔵(55)に①②③の全てで勝っています。実績からすると御三家と言っても申し分ありません。
- 神奈川で見ると①②ともに聖光(63)が栄光(61)に勝っていますし、差も広げています。聖光(63)は現役実績もよく、伸び盛りの学校ですね。浅野(56)は②で栄光を超え、③も上位に食い込んでいます。
- 共学校のトップは①は渋々(54)、②③は小石川(56)となりました。両校とも直近のサピックス偏差値は渋々が58、小石川が60と上がっているので、今後の伸びも期待できます。なお、小石川(56)は国立医学部の数字出ましたが、③の数字で日比谷高校を追いせませんでした。
- 広尾は2016年は医サイ偏差値が50と今(61)に比べると低い時代でしたので、これからの急上昇が期待されます。
簡単な比較ですが、以上となります。
個人的な狙い目校は浅野(56)です。入り口に対しての出口実績がとても良いです。
中学校選びには、「東大」にこだわるのか「京大、一橋、東工大」「国立医学部」も視野に入れているのか、「現役」にこだわるのかも含めて考える必要があると思います。
率で比較するだけでも、単純な人数での比較とは異なった結果が出てきますので、皆様も、ご自分の重要視する指標について色々と比較してみてはいかがでしょうか。
特に今回の分析は単年度なので数年間見たら違った結果が出てくるとも思います。