ブラザー MFC-J6983CDWが入荷したり売切れたりを繰り返していますね。
夏休み前の有名中からコピーしまくることになりますので、まだの方は頻繁にチェックすると良いと思います。
さて、サピックス6年4月マンスリーテストの結果が出ました。
AB合計の平均点は491.3点でした。標準偏差は約110でしたので、偏差値60の点数は601.3点くらいでしょうか。
一方、集計結果からの最終報告値でのAB合計の予想平均点は、483.6点でしたので、約8点差でした。
比較対象がない1000点満点のテストの平均点予想としては、そこそこの精度だったと思います。皆様ご協力ありがとうございました。
予想と結果の詳細は、下表のとおりです。
結果の科目別の平均点は次の通り。
理科、社会では、B問題の方が平均点が高かったとは、意外です。
次男はとりあえず、記載した学校はすべて80%でした。でも、長男の時の経験から、この時期のサピックスオープンの判定結果はかなり甘いということがわかっているので、安心はしていません。
皆様も、ご注意ください。
詳細は、以前の記事であるサピックスオープンのQAの⑦にありますが、それと同じような比較を、3年前の6年4月サピックスオープンと、3年前の9月の合格力判定サピックスオープン(偏差値表に用いられるもの)とも比較してみました。(②は平均点のみA単独のものとしています)
黄色部分を用いて説明します(実際は科目ごとの点数などを踏まえた判定偏差値を使いますが、ここでは素の偏差値で比較しています)。
偏差値表で用いられる偏差値70は9月以降の合格力判定SOの4回分の平均の値です。ここでそれに相当するのが表の①で、3年前の9月SOだと偏差値70以上は18位までしか該当しませんでした。しかし、3年前4月SOだと偏差値70は106人も該当しています。
つまり、筑駒の合格可能性80%を、3年前4月SOでは106人も出せたということになります。
なお、4月のSOで18位を出すには、偏差値74.2が必要でしたし、9月のSOで106位は、ちょうど偏差値67のあたり。つまり、4月のSOでは、9月に比べると偏差値が3も高く出てしまっているといえます。
これらを踏まえると、明らかに4月のSOの判定を偏差値の数字だけで行うのは、甘すぎですよね。
ちゃんとした合格判定を行うのであれば、偏差値表で使用している9月相当の偏差値に換算して判定を行って欲しいですが、サピックスはあえてそれをやっていないんです。
これって、高い合格可能性を出して子供たちを前向きにさせたり、今回の合格確率を真に受けて偏差値の高い学校に誘導したりするために、あえてやっているのではないかと勘繰ってしまいます。
親御さんとしては、今回のテストの結果は偏差値と合格確率が高めに出ていることを理解したうえで、結果を受け止めてください(偏差値60超の学校を目指す場合)。具体的には、上表の①の順位を参考とすると良いと思います。
また、他に参考となるのは、結果表に出てくる志望校内での順位でしょうか。中学入試においては、もう一度試験をしたら合格者の半分が入れ替わるという俗説があります。よって、その学校へのサピックス合格者数の半分以内の順位に入っていれば、まずは合格可能性が高いと考えていいと思います。1/4以内に入っていれば、より安心できるでしょうか。
なお、偏差値表はあくまでも80%の合格確率のものであり、合格ほぼ間違いなしという水準です。中学受験においては80%偏差値に達していなくても十分に合格するケースはありますから、志望校を考えるにあたっては、50%偏差値の数値も意識すると良いです。50%偏差値はホームページの入試結果情報や合判資料に掲載されています。開成であれば、50%偏差値は「62」ですので、上表①の9月SOだと408位。この辺りの成績のお子様であれば、50%の確率で合格できるといえます。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。