2020年10月13日火曜日

(追加分も反映)サピックスオープンのQ&A

年表トレーニング帳のAmazon.co.jpの在庫が、10月14日の朝5時時点で復活しています。まだの方は是非。

さて、11月3日のサピックスオープンの申し込みが始まっています。兄の時に受験したサピックスオープンをもとに簡単にQAを作成しましたので、ご確認ください。多分変わってはいないと思うのですが、もしかしたら、当時と変わっているかもしれません。その点はご了承ください。

①志望校入力を変更したいがどうすれば良い?

志望校入力については、試験当日の24時まで変更が可能です。
 →試験の手応えを踏まえた変更が可能ということかな。


②第一志望から第四志望の「志望順」と、「自由選択」の違いは何?

・実際の試験に近い判定をするため、2月1日から3日の午前校については「志望順」で選んだ学校はご自身の結果が(他者の)順位、志望者数に反映されますが、「自由選択」で選んだ学校は反映されません。
 →詳細はこちらの過去記事を参照ください。

・「志望順」で選んだ学校は、結果表に偏差値毎の人数分布の棒グラフが載ります。「自由選択」の学校には載りません。
 →合判資料には細かな志望状況が載っていたはずなのであまり影響なし。


③麻布、開成、駒東の3つを「志望順」に登録できないのですが。

2月1日から3日の午前校は、第一志望から第四志望の「志望順」に、同一日程の学校を複数登録することはできません。どれか1校のみを「志望順」に登録し、残りは「自由選択」で登録する必要があります。
 →実際の入試に近い合格判定をするためにそのような仕様になっています。②の一つ目の・にある過去記事を参照ください。
 →2月1日から3日の午前校についてはいい学校がたくさんありますが、ここしか受験できないんだと実感することができると思います。これにより、これから志望校の絞り込みをする必要があることを、再認識できると思います。


④結果発表後に志望校判定のシミュレーションが出来るようだけと、何ができるの?

志望校として入力しなかった学校の%判定をしたり、点数を変更して%判定ができます。あと◯点取れば80%だったなどのシミュレーションができて楽しいです。
 →詳細はこちらの過去記事を参照ください。


⑤後で志望校判定のシミュレーションができるなら志望校入力をしなくてもいいですよね。

二つの意味から入力はするべきと考えます。
・志望校として入力した学校については、順位、想定偏差値、80%偏差値を上回っている点数(80%偏差値に足りない点数)が載りますが、シミュレーションではわかりません。
 →詳細はこちらの過去記事を参照ください。

・2月1日〜3日の午前校は「志望順」で選ぶか否かで他者の結果表に反映される、されないが変わってくるため、正確な入試動向予測に影響が出てきます。


⑥志望校判定ってどうやっているの?判定に使う偏差値は普通の偏差値とは違うの?

科目毎のAタイプ(知識力、処理力)、Bタイプ(思考力、記述力)の点数から、志望校の科目別配点と出題傾向に応じて受験者の点数を志望校毎に変換し、その変換した点数で順位や偏差値を再算出して判定を行なっているようです。例えば、麻布であればBタイプの出題が多いので、Bタイプの点数を膨らませて点数を再算出して判定しているようです。(科目別配点は算国理社で60、60、40、40なので、マンスリーの150点100点の時と比率は同じ。)そのためBタイプの点数が良ければ判定偏差値は高く出ます。また、4科目の配点が同じ学校であれば、理社の点数を膨らませていると思います。
 →通常の偏差値と判定偏差値は、長男の場合には3以上変わる学校もありました。
 →シミュレーションでいろいろいじると、通常の偏差値が55.5でも筑駒80%になるケースもあるようです(判定偏差値は70以上になる)。詳細は平均点集計の生みの親であるn-polanyiさんのこちらの記事を参照ください。なお、この点数の場合、聖光学院は20%になってしまうとのこと。

⑦6年生に比べて5年生以下では偏差値が2〜3高く出ると聞いたのですがそうなのですか?

合格力判定サピックスオープンに比べると、偏差値60を超える場合にはその通り、偏差値60以下はあまり変わらないと考えます。詳細は、以前の記事を参照ください。

なお、その記事にある偏差値比較を3年前の5年生11月志望校診断サピックスオープンと、2年前の6年生合判サピオプ1回目とで、やり直してみました。
①が5年生、②が6年生で、③は同じ順位になるための5年生の必要偏差値です。
①5年②6年③必要偏差値
受験者5,7326,314
平均点249.4325.0
偏差値7085位18位73.9
偏差値67228位107位69.3
偏差値62680位408位64.6
偏差値60934位1017位59.5
偏差値581248位1467位57.0


例えば筑駒80%偏差値の70については、5年生のテストだと85人が該当しますが、6年生の合判サピックスオープンでは18人しかいないこととなります。また、5年生のテストでその順位を取るとしたら偏差値は73.9必要と言うことです。この場合だと、5年生の偏差値は3.9ポイントも割り引いて考える必要があると言えます。

60以下では順位が逆転していますがこれは受験者数が5年生は少ないためですので、5年生の偏差値をそのまま信じて良いと言えます。

※6年生の比較対象を最も高偏差値が出にくかった1回目にしていますので、2回目以降ではここまでの差は出ていません。
※3年前の5年生9月のサピックスオープンでは、18位になるのには「75.2」の偏差値が必要でした。この場合だと「5.2」も割り引いて考える必要があったと言えます。

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