2018年3月1日木曜日

サピックス中学入試分析会

サピックスの中学入試分析会に参加してきました。
全体総括としては、
  1. トップ校のレベルの高止まりがあり、受験者数が減ってもチャレンジ層が逃げているだけなので難易度は変わらないケースが多い。
  2. 付属校人気が高まっていて、早慶だけでなくGMARCHも人気が出ている。大学入試改革の影響もあるが、受験勉強にとらわれない真の学びができる環境が再評価されている。
  3. 午後入試が活性化している。

といった話がありました。

その後各科目の先生から話がありました。気になった話としては以下の通り。

  • 算数の答えを中途半端な数字にすることが増えてきた。答えを書く時に合っているか不安になるので胆力が求められる。
  • 開成の算数は易化したが、毎年傾向が大きく変わる学校なのでその流れの一環とも言える。
  • 六年生になると毎週の算数のテキストに今週の立体図形が必ず一問出てくる。
  • 国語は2017年発売の本からの出題が35パーセントもある。サピックスの国語科もその点を意識してテキストの文章を採用している。
  • 地学は時事問題が出題される。
  • 社会は常識とは逆の角度での出題が増えてきているので、常識を疑う心を持ってほしい。また、自分の考えをしっかり持って表現できるようになってほしい。

また、各校の入試当日の様子が載った冊子や、合格力判定資料など参考になる資料ももらえました。
合格力判定資料で気になるのは、駒東の80パーセント偏差値がまた下がっているように見えたところ。総括の話の中でトップ校の高止まりとは駒東はちょっと違うかなとの発言もありました。今後の動向が気になります。
あと、超難関校でかなりの低い偏差値から合格している方がいらっしゃいました。最後の追い込みによる大逆転なのでしょうが、素晴らしいですよね。

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